296スペチアーレ

今回の目玉の一つでもある296スペチアーレ。
土曜日の段階では隠されていましたが、日曜日に行くと、、、


どーーーん!
というかこれ、発表されたのと全く同じカラー、仕様っぽいですね。もしや同じ個体、、、なんですかね?
欲を言えば別カラーが見たかったというのはありますが、ともあれ実車をみれたのは嬉しい。
さて、ノーマルの296とパッと見、けっこう印象違います。
まあ296は296なんですが、眼の前にすると、遥かにレーシーで特別なモデルのオーラがありますね。
個人的には488ピスタよりもノーマルモデルとの雰囲気の違いを感じました。フロントのノーズ下が張り出してる感じとかがよりレーシーに感じるし、例のリアの分割式ウイングも写真以上にレーシングな雰囲気を付加してるように感じました。真ん中にウイングはないんですが、視線が誘導されるというか、ウイングがあるように思っちゃうので、リアエンドがウイングカー的な四角いイメージになり、流麗な296のシルエットと違う感じなんですよね。
これに街中で遭遇したら「?!?!?!?!!!」となるのは間違いない。そしてそれこそマガリガワなどサーキットで走らせたらめちゃくちゃ楽しいでしょうね。。。
実はこのクルマのオーダーの最終意思確認をされたのですが、、、
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今回は泣く泣く断念・・・!
無理すれば行けるのですが、まさに「無理する」というやつです。身の丈にあってないと感じました。とはいえスペチアーレをオーダーできるチャンスなんてなかなかないので多少後ろ髪ひかれますが、仕方ない。残念ながら力不足ですね。
またのチャンスがあればそのときは掴めるように頑張りたいです。

さて、この展示スペース、結構すごい車がありまして、、、

チリンドリ・スパイダー!!


デイトナSP3!!!

プロサングエ!このレッド何色だろう。メタリック塗装だったのですが、ロッソイモラほど暗くはないと思うし、ロッソフオーコ?ロッソTDF?ロッソコルサメタリック?そばにいたディーラーの方数名に聞いたのですが、皆さん知りませんでしたw


え、すご。。。

えーーーーーーー!!!
166MM。

かわいい・・・!
現代のスペチアーレ集結。F80なさすがになかったけど

三階の屋外であり、走行している車のサウンドがダイレクトに聞けます。そこにも休憩スペースが設けられており、モニターと場内の実況がよく聞けるようになっています。
そしてその左右には、、、

ラ・フェラーリ!


エンツォ!!

F50!!

F40!!

F40のリアは何度見てもすごい・・・!
こんな貴重な車が見れるなんて最高です。
ファミリー走行にも参加した!楽しかった!

さて、FRDでは、オーナーが自分の車でサーキットを走るイベントもあります。
ゆったり隊列を組んで一周する「パレードラン」。
先導車あり・同乗者OKの「ファミリーラン」。
ヘルメットにレーシングスーツ必須であるガチな「スポーツ走行」の3種類です。
スポーツ走行したかったのですが、うーん、、、レーシングスーツ持ってない。ヘルメットも20年前のバイクのしかない。
そもそもサーキット走行経験がないので、まずはファミリーランから参加しました。

集合場所に向かうと、参加する車がぎっしり並んでます!
812、812GTS、458、488、296、SF90とあらゆるモデルが並んでます!!


先導車を3台おきくらいに挟んでの走行であり、危険がないように極めて抑制されたものでしたが、それでも随所で公道ではとてもやれない高速コーナリングやアクセル床まで踏みつけての加速を楽しむことが出来ました!
812の強烈な加速は公道では怖くてとても床までアクセル踏みつけるなんてことは出来ないのですが、サーキットなら普通にできました。
最終コーナーからの立ち上がり、ベタ踏みしたかったのですが、ちょっと前後の間隔の問題で2速からの全開はできず、ある程度車速がのった3速から全開にできました。ただ、そこからでも一回普通にリアが空転した瞬間があったのでほんととんでもないパワーだなとおもいました。
しかしファミリーランの場合、加速がノッてきたあたりで前に追いついちゃうのでそこは物足りないですね。せめて200km/hくらいまで行ければもっと楽しいのになー、、、もうちょい出したいなー、という感じはありました。
しょうがないのでせめてエンジンは上まで回そうということで、ギアを落としていったのでサウンドは堪能できました。
さて、アドバンコーナーの立ち上がり、3速でじわっと踏み込み全開近くまで加速してみました。812は簡単にスピンすると聞いていたのでどうかなと思いましたが、トラコンも優秀だし、結構粘る感じもあって全然平気でしたね。
リアタイアが潰れてキュキュっと鳴り出したので、ここから滑るのかなあと思ったのですが、結果的にはアクセルを戻さずともそのままアンダーも出ずぐいぐい曲がっていきました。ここが今回もっとも冒険してみたところだったのですが、クルマ的には全然余裕ですね。もっともっと限界は高いということでしょう。
その後の300Rも前走車が速くて間隔空いたのでそのまま床まで踏みつけて侵入。中間は安全のためやや緩めるみたいな感じで曲がっていきましたが、特に不安な挙動はないですね。ベタ踏みで余裕で行けそう。ただ、ほんとに攻めて走っていくと、アドバンコーナの立ち上がりから300Rに入る切り返しのところなどはノーズの重さで振られそう、アンダーでそう、みたいな予感はありました。
全部で何周したのかな、おそらく5〜6周できたとおもいます。
マガリガワでのマクラーレンの試乗会が結構刺激的だったのもあって、正直ちょっと物足りない・・・ですが、812でハイスピードで走るのは初めてだし、初サーキット走行、という意味ではちょうどいいくらいだったのかな、とは思います。でも正直、もうちょいしっかり走りたい^^;;
ストレートと100Rだけはスピードメータみてたのですが、100Rでだいたい80~90km/hくらいの旋回だったのですが、これくらいだと何も起こらないですね。シュミレータなどだと侵入後の旋回の初期は160km/hくらいでRがきつくなってから130~140km/h、場合によってはもう少し落ちて旋回していくような感じになったのですが、どうでしょうね。実車でもそれくらいの感じかなあという感じはしました。
まあいずれにせよ、今回の速度域では812はコースの全域で超余裕であり、ハンドリングもシャープにぴしっと決まり、不安定さのかけらもなかったです。言われているリアステアもアドバンコーナーの脱出時にタイヤが鳴き始めたのででるかな、と思ったのですが、そんなに違和感のある挙動は感じられなかったです。全体的にもっと車の挙動が不安定になるくらいの速度じゃないと感じられないかもしれないですね。
いやあ、でも812でまたサーキット走ってみたいなあ。。。フジのストレート、全開加速してみたいわあ。。。マガリガワとかも走ってみたいなあ。。。
フェラーリ・チャレンジはまさに神々の遊び。めちゃくちゃかっこいい!!
今回、個人的にすごい驚いたのがこれ。フェラーリ・チャレンジ。
もちろん存在は知ってましたが、どういうものかというのはまともに調べたことがなかったのですが、これ、想像以上にフェラーリのガチイベントだり、すごいサービスですね。
要はフェラーリのワンメイクレースです。参加したい人はディーラー経由で、まず「チャレンジカー」というのを買うわけです。
このチャレンジカーはナンバーなんて取れません。ホントのレーシングカーです。296ベースでハイブリッドではなくV6だけを積んでいます。

さて、これ何がすごいって、フェラーリのレース専用車を買って、自分でレースに出るって時点でものすごいのですが、それだけではないのです。
これって、スクーデリア・フェラーリのレーシングドライバー体験ができる遊びではないか、と今回気づいたのです。
もちろん純粋にレースの楽しみがあるのですが、それだけじゃない演出がたくさんあります。なんといってもまず、フェラーリの公式HPにドライバーのプロフィールや戦績が記録されます。
ディーラーのHPじゃないですよ。イタリア本国のフェラーリの公式HPに、プロフィールや戦績、レース結果等が記録されます。
また、レースも中継されます。ちゃんと実況付き。
これもフェラーリの公式Youtubeチャンネルですよ。。。
なんというか、究極の「フェラーリのドライバーごっこ」なわけです。
ごっこといってもガチです。なにしろ296チャレンジのラップタイムときたらGT3レベルです。こんな速いクルマを走らせるのは相応の腕がないと無理です。

グリッドにクルマが整列してメカニックやコーチがいて、メディアが多数いて、国歌斉唱があり、撮影がある。
・・・
普通にF1みたい。なにこれ、めっちゃかっこいいんですけど。。。
フェラーリのレーシングスーツを着て、実際のレースに臨むのですが、これがまた思った以上にガチなレースで、普通にクラッシュしててびっくりしました。
おそらくカテゴリ混走形式のようで、いわゆるジェントルマンドライバーの中でもレベル分けがあるのかな?かなり速度域が違う集団ができてました。上位陣はほんとGT3クラスのタイムですね、すごい。
サーキット専用車XXシリーズや、F1などもそうですが、これらはすべて「コルセ・クリエンティ」というサービスというのか、プログラムなわけですが、フェラーリ遊びの中でも最上級クラスかとおもいます。
XX系もすごいですが、個人的にはチャレンジのほうが全然面白そうと思いました。より限定された楽しみ方という意味では、XX系のほうが更に上位なのかもしれないし、そのへんはよく知りませんが、もはや天上界で天使の位を競ってるような感じなので、地上の者共にはどうでもよい感じもしますw
コルセ・クリエンティの顧客は当然FRDのホスピタリティラウンジも専用ですし、走行する方はそもそもピットにチャレンジカーを停めてますし、そこにはメカニックやサポートしているディーラのメンバーやら応援の家族や友人たちなどもいて、普通にテレビでみるような「レーシング」の世界なんですよね。少ないとはいえ、一般の方もピットスタンドで観てくれているわけだし(ほとんどF1走行を見に来てるんだと思いますけども)。
いやあ、フェラーリの世界はすごい。。。ラグジュアリーブランドのマーケティングの粋といってもいいんじゃないですかね、これ。そもそも普通に購入するだけでも私にとっては35年越しの夢がかなったというやつなんですが、そんなものは入口にすぎないという・・・
チリンドリ、プロサングエなど人気のあるクルマを新車で買うことはどんどん難しくなっていて、まずは中古車何台か買ってくださいみたいなところがエントリーであり、新車オーダーのハードルがあり、さらには一般モデルからスペチアーレの壁があり、そこからアイコナはもっとぐんと高い壁であり、更には別軸でコルセ・クリエンティがあり、究極的にはF1買って走らせる猛者がいるわけで、これはもう単純にクルマ売ってるクルマメーカーという枠組みに留まらない感じですよね。コルセ・クリエンティが提供しているのはまさに唯一無二の体験と言えると感じました。すげえ。
それだけの財力と、時間の余裕、体力、情熱など全部揃ってないとやれないですね。まさに神々の遊びってやつかもしれないです^^
最後にレストラン




思った以上にちゃんとした料理が出てきました。わりと外国風というか、日本のレストランではあまりみられない味付けだったりして、旅行気分で楽しかったです。
私はまったく好き嫌いがない上に、外国のエキゾチックな料理とかがでるとテンション上がるタイプなので、どれも大変美味しくいただきました。
ドリンクも、イタリア産のジュースらしく、これまた味が一風変わっていて面白い。
メニューは土曜日と日曜日で変更されますが、個人的には土曜日のほうがよりエキゾチックで好きだったな。
大満足な一日
初めて参加したのですが、フェラーリ・レーシング・デイズ。すごく楽しかったです。
チャレンジのレースがあったおかげで、ピット裏などにタイヤサービスがあり、ピット内にもメカニックやレーシングカーがわらわらと立ち働いていて、なんというか、フェラーリのレース活動の雰囲気が堪能できました。
F1はもっと華やかで比べ物にはなりませんが、プチF1気分とでもいうのか、そんな感じを楽しみました。
展示もホスピタリティラウンジもしっかりしていて、フェラーリオーナーになれた喜びみたいなものを改めて感じさせてもらえましたし、その自分の812で富士スピードウェイを走れたのも、なんかしみじみ嬉しくなってます。
本当に良い週末を過ごすことができました。運営の皆様、本当にありがとうございました。
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