マセラティ MC20 CIELO(チェロ)を試乗させてもらった

マセラティのMC20 チェロ、めっちゃかっこいいですね!すごく気になっていた車です。見てみたいなーと思っていたところ、数年前にふらっと訪れてそれ以来だったディーラーの営業さんがたまたま連絡くれまして、おそるおそるMC20チェロが気になってます。。。とお伝えしたところ、試乗させてくれるとのことで喜び勇んでディーラーを訪問してきました。

いろいろ開けるとこんな感じ。これはチェロではなく、クーペモデルですね。

ホイールもかっこいい。これもトライデントモチーフのようですね。

リアフェンダーの盛り上がりも迫力あります。

マセラティ製ネットゥーノ・エンジン。低い位置に搭載されているように見えます。

ちょっと引きの画像。カーボンのエンジンフードがかっこいいですね。

トランクスペースはこれ。エンジンの真後ろですね。熱は大丈夫なんだろうか。あと容量はやはり寂しいですね。2人分のボストンバッグくらいなら大丈夫そうですが、ギリギリかなあ。

試乗車は黒。エンジンフードが透明でないことを除けば、ぱっと見、クーペと区別つかないですね。

ちょっとわかりにくいですがオープンにするとこんな感じ。

さて、試乗してみます。こんなスーパースポーツな見た目です。どれだけスパルタンなのか。

走り始めてすぐその「スパルタンかも?」という予想はすぐ裏切られました。

なんか動きが軽快。出足などに重さを全く感じない。812なんかよりもずっと簡単にすっと前にでていきます。

この軽快感はすばらしい!快適です。

そして横幅は812よりも幅広いのですが、着座位置の関係でしょうか。車の大きさの把握に怖さがない。というか、こんなに特殊な車なのに、全然普通に乗れる。

おどろくほどあっけなく普通に運転できます。これは素晴らしいなあ。

すこし慣れたところで営業さんがオープンにしてくれました。

いやーーーーー!めっちゃ気持ちいい!オープンカー最高!!眩しかったけど最高!

あとはエンジンの感触を味わってみたい。すこしくらい前あかないかな。

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うーん、全然あかない。この日はめちゃくちゃ道路混んでいて、全然だめです。

ほんの一瞬空いたので4000回転くらいまで行けましたが、そこが限界。ですが、エンジンについてわかったこともあります。

まず、音が風変わりです。カラカラカラという高い機械音と、ドロドロ音がミックスしたような不思議な音です。

基本的に渋滞でとろとろ走っただけなので語れるレベルではないですが、それでも一瞬加速したときにものすごい性能を感じました。速い!!

このMC20チェロは、速くてカッコよくて驚くほど快適。フェラーリとはぜんぜん違う方向性。

やはりこの乗り心地の良さは素晴らしい利点です。これなら長い距離を走れるし、走りたい。この車が自分のものだったら、色んな場所へのロングドライブをしたいなあ、と感じましたし、あまりに乗り心地がよいので、普通に普段使い出来そうな気がしてしまいます。

とはいえ幅は広いし、駐車場所は気を使うし、ガルウイング風に開くドアは横に大きく開くので駐車場所ふくめ運用は「普通」とは言えないでしょうね、やはり。

さて、この乗り心地の良さ、運転のしやすさは素晴らしいですが、逆の言い方をすれば、刺激が少ないと言えます。

フェラーリ812で感じたあのアタマが痺れるような高揚感はなさそうです。いや、とろとろ走っただけなので言い切るのは良くないかもしれませんが。

こうなると荷物置き場など、ユーティリティがもう少しほしいような気もしてきちゃいますね。

あとエクステリアデザインは文句なしなのですが、インテリアはシンプルすぎてちょっと寂しいかなあという気もしました。

これだけエレガントにスマートに運転できる車なのだから、インテリアはリッチ方向のほうが良かったなあ、なんて思います。エクステリアは超過激、でも実はエレガントでストレス無く乗れる、というのはいいですね。

こんなかっこいい車で、色んな場所にドライブにいって、、、なんて考えるとうっとりしますね。惜しむらくは今回は道が混みすぎててまともに走れなかったこと。できれば高速走ってみたい。でも走ったら欲しくなっちゃうかも笑

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